2021年の6月に小笠原諸島の父島へ行ってきました。
今回はその時に利用したお宿、PAT INNさんのご紹介です。
目次
そもそも小笠原諸島とはどんなところ?
世界自然遺産に登録されている東洋のガラパゴス、小笠原諸島。
こんなに綺麗なビーチが点在していたり、
ボートにイルカが遊びに来たり
夜のお散歩で1m超えのサメが見れたり。
手付かずの自然にあふれ、驚きと感動の体験ができる島です!(≧▽≦)
小笠原諸島へのアクセス
小笠原諸島って名前は知ってるけど、実際にはどこにあるかよく分からないとおっしゃる方も多いかも知れません。
地図を見るとこんな感じ。東京から1,000km、沖縄や奄美諸島とほぼ同緯度に位置します。
そして、小笠原諸島へのアクセス手段はフェリー一択。飛行機は運航していません。*2022年2月現在
東京の竹芝桟橋から定期船「おがさわら丸」に乗って、なんと片道24時間。
往復じゃないですよ、”片道”24時間です。
航海中は電波も届かないため携帯も使えません。
それでも、乗ってしまえばデッキから景色を眺めたり、レストランやラウンジで食事したりお茶したり、仮眠を取ったり、退屈だなーと感じることは全くと言っていいほどありませんでした。
小笠原諸島の玄関口、父島の二見港に到着
24時間の船旅を終え、小笠原諸島の玄関口である父島の二見港に上陸しました。お出迎えの皆さん、地元警察の方々で港内は混雑しています。
今回お世話になったPAT INNのスタッフさんもお迎えに来て下さっていました。
皆さん、ご自分のホテルやショップ名のプラカードを持って立っておられるので、探して合流する感じです。お迎えのワンボックスカーに乗り込んで宿に向かいます。
PAT INN(パットイン)館内の様子
PAT INN(パットイン)さんは二見港から車で3分ほど。
父島の中心地である大村地区からは少し離れています。
*到着日はあいにくの天候だったので晴れた日に撮影しました
こちらが今回の父島滞在中お世話になるPAT INNさん。めっちゃオシャレじゃないですか??
左手と正面奥の建物がPAT INNさんになります。洗練されたスタイリッシュな造り。
左手の棟にはレセプション、レストランと客室。
中庭を挟んで正面奥の棟は客室と洗濯機置き場、屋外シャワースペース、駐輪場(レンタサイクル用)となっています。
2つの棟の間に駐車スペース。
忘れがちですが、ここは東京都内。車はすべて品川ナンバーでした。なんか不思議な感じ。
こちらがレセプションエリア。真っ白で陽射しがたっぷり入る素敵な空間です。
ここでチェックイン手続きを行い、ルームキーをもらいます。
こちらはテラス席。
灰皿も置かれているので、喫煙者の宿泊客の方々がよくここで寛いでおられました。
今回私が宿泊したお部屋は、先ほどの写真、正面奥の棟内の2階にあります。
エレベーターはなく階段のみ。
大きな荷物があったのでエレベーターがないのはちょっと不便でしたが、スタッフさんが運んで下さったので助かりました。
廊下も真っ白、スッキリ。声を出すと響く感じです。笑
PAT INNのお部屋。ゆったりバスタブもあるよ
さて、お部屋に入ります。
私が今回宿泊したのはシングルルームです。
とってもシンプル、かつオシャレ。無駄なものは一切置かれていない印象。テレビもありません。
セミダブルのベッドが1台。マットレスは結構柔らかめでした。
窓辺にコンパクトなテーブルセット。
電子ケトルと冷蔵庫。
冷蔵庫は空っぽなので自分で好きなものを購入してストックする感じですね。
ベッドサイドのガラステーブルには、これまたオシャレなシンプルスタンド。
ガラステーブルの下段にはディフューザー。良い香りでした。
ルームキーは木製のプレートが付いています。
ルームライトも電球丸出しのオシャレシンプル仕様。
お部屋の入口スペースには物干しグッズが何点か準備されているので、海遊びの後にたくさん洗濯しても干し場所に困りません。
こちらはウエットエリア。バストイレ一体型ですが、広さが十分あるのでゆったり。
大きなバスタブがあるのもうれしいです。
でっかいヘッドのシャワー。もちろん水圧も全く問題なしです。
洗面台。タオルもバスタオル、ハンドタオル、フェイスタオルの3種類。
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ。ドライヤーもあります。
ハンドソープは洗面台に。
その他のアメニティは歯ブラシセットと綿棒。
コンクリート打ちっぱなしのバスルームにシンプルなライト。これもかわいい。
バルコニーもあります。洗濯物を干すにも便利でした。
バルコニーからの景色はこんな感じです。
その他の設備
屋外シャワー
部屋に入ることなくここでシャワーを浴びることができます。
ダイビングの器材を洗うのに重宝しました。
コインランドリー
洗濯機利用、1回200円。洗濯機は2台あります。
レンタサイクル
1日500円で自転車を借りることもできます。
島内は坂が多いので観光するための手段としてはあまり適していないですが、大村地区(飲食店やスーパーが多くある集落)へ行く際には自転車があると便利です。
宿⇔大村地区の無料シャトルバスあり
本数は少ないですが、時間が合うときは便利です。
父島滞在中は、ほとんどの来島者が食事を摂ったり買い物をするために島の中心地である大村地区を訪れると思います。
PAT INNから大村地区までは1.5kmほど。徒歩15分ほどの距離なので、身軽な状態なら散歩がてら歩くのも良いのですが、荷物がある時なんかはこのシャトルバスがありがたかったです。
レストラン
館内のレストランです。バーカウンターのあるオシャレな店内。
私は朝食付きプランで3泊お世話になったのですが、和食と洋食を交互に提供して下さいました。
初日は和の朝食。
お味噌汁とごはんにお刺身を含む小鉢が6つ。メインは焼き鮭。最高じゃないですか?
2日目は洋食。
トーストにスープ、キッシュ、サラダ、フルーツ、ヨーグルト等、盛りだくさん。
特に女性は少しずついろんな種類のものが出てくるスタイル好きですよね♬
ジャムやドレッシングは自家製なんだそうですよ。
最終日は和食。おにぎりに野菜の肉巻き、白和え等。
目にもおいしいし、栄養バランスもバッチリです。朝からテンション上がります!
基本的に夕食は大村地区に出向いていたのですが、出かけるのが面倒だった日にホテルのレストランでいただきました。
メニューはこんな感じ。
生しぼりレモンソーダ。果肉もたっぷりです。
せっかくですし、島で獲れた魚介類のお料理を。こちらは島魚のカルパッチョ。
島ソデイカのクリームコロッケもいただきました。
ソデイカも白いのでよく見えませんが、めっちゃおいしかったですよ!
まとめ
小笠原諸島の玄関口、父島のホテル、PAT INN(パットイン)さんのご紹介でした。
飲食店やスーパーがある大村地区の集落から少し離れているため、静かにゆっくり過ごしたい方にオススメの宿です。
スタッフの皆さんも親切で、よくして下さいました。こちらはご家族で経営されており、とても居心地がよく、また利用したい宿でした。
私がこの宿を気に入った点は、
室内の一輪挿しもさりげなく毎日交換されていました。
こういうサラッとした気遣いがうれしい宿です。
来島の際は事前にPCR検査の受検を!
なお、小笠原諸島へ来島する場合は予めPCR検査を受検しましょう。必須ではないのですが、PCR検査の受検が原則となっていました。
東京から1,000kmに位置し、フェリーで片道24時間を要する小笠原諸島。島の医療体制や島民の皆さんにご負担、ご心配をおかけするようなことにならないよう、最低限のルールを守って来島したいものです。
*PCR未受検の方お断りの飲食店もあるようですので、くれぐれもお気を付け下さい。