2020年7月某日、沖縄の座間味島でダイビングやシュノーケリングを満喫してきました。
今回は座間味港から渡し舟で10分前後で行ける無人島が特に素晴らしかったので、その時の様子をアクセス方法を含めてお伝えしようと思います。
目次
拠点となる座間味島を簡単にご紹介
那覇から今回の無人島へのアクセスの拠点となる座間味島。
座間味島は那覇から南西に約40kmの場所にあり、那覇の泊港(通称:とまりん)から『高速船クイーンざまみ』に乗って50分で行ける、慶良間諸島のうちの有人島のひとつです。
美しい海や地形を求めて、世界中から観光客やダイバーが訪れる場所でもあります。
こちらは座間味島にある、ミシュラン・グリーンガイド2つ星を獲得した古座間味ビーチ。
珊瑚でできた真っ白な砂と透明度の高いケラマブルーの海。座間味を代表するビーチです。
こちらは同じく座間味島の阿真ビーチ。座間味でウミガメと言えばこちらのビーチが有名です。
満潮の時間帯を狙えば、ビーチエントリーで足が着くくらいの浅瀬でも高確率でウミガメさんに遭遇します。
今回私は阿真ビーチで2匹のウミガメさんにお会いしました。かわいい♬
息継ぎのために水面へ向かう途中のウミガメさん
※古座間味ビーチも阿真ビーチも砂浜での喫煙は禁止です
座間味港から渡し船で行ける無人島 安慶名敷島・嘉比島・安室島
このように座間味島だけでも十分楽しめるのですが、さらに青い海、さらに人の少ない静かなビーチでのんびりしたい!シュノーケリングでカラフルな魚や珊瑚を見たい!と思っておられる方にオススメしたいのが近隣の無人島です!
とまりんからの高速船が到着する座間味港には『無人島渡し』という、言わば水上タクシーのようなサービスを提供している船があり、それを利用することでこれらの無人島へ誰でも気軽に遊びに行くことが出来ます。
沖縄の島の読み方、難易度高杉問題!! ご参考までに2020年のクイーンざまみ夏季運行スケジュール。 ※座間味村公式webサイトより抜粋 それでは順を追って説明していきます。 とまりん(那覇の泊港)の船着場の一番奥に高速船クイーンざまみの乗り場があります。とまりん入口から歩いて5分強かかりますので、時間配分を誤らないようお気を付け下さい。 遅くても8時半には乗り場でチケットを購入し乗船に備えます。夏季は非常に混雑しますので、早めにとまりん入りしましょう。 クイーンざまみは席数が限られているため、満席になり次第チケットの販売を終了します。夏季繁忙期は事前に予約しておく必要があります。 なお、無人島には売店もトイレもありません! 無人島へ行く時は飲食物持参で。熱中症予防のためにも飲み物は多めに持って行くことをお勧めします。 飲み物は座間味港に設置されている自販機で調達可能。食べ物は座間味村内の店舗でも調達できますが、少しでも無人島滞在時間を長く取りたいなら事前に準備して乗船した方がいいでしょう。 9時50分。ほぼ定刻で座間味港到着。良いお天気!飛行機雲も美しい♪ 座間味港の待合室。 お写真左手奥がお手洗い(建物は古いですが結構キレイです)になっているので、必要な方はこちらで着替えることも可能です。 但し数が限られているため、やはりクイーンざまみ乗船前に着替えを済ませておいた方が良いと思います。 待合室を出ると座間味の観光案内所もあるので、必要に応じて利用すると良いですね。 小さくて数も限られてはいますが、一応コインロッカー(200円)もあります。 利用可能時間は9時~17時。 クイーンざまみ・フェリーざまみの乗船券売り場の隣に自販機の設置もあり。 持参してこなかった方はこちらで飲み物を調達しましょう。 座間味港から徒歩3分ほどの場所にあるこみね商店さんは、座間味に2つあるスーパー(というかコンビニのような店舗)のひとつ。お弁当や飲み物(アルコールも有り)も販売しているので時間に余裕がある方はこちらで買い物するのも良いかと。 ※不定休の店舗のようですので、来店前に営業時間をご確認下さい。 高速船(またはフェリー)を降りたら、人の流れに沿って歩いて行くとバス停があります。この↓お写真右手の黒い屋根がバス停。 このバス停を越えるとすぐに渡し船の船着場があります。この場所に渡し船が停泊していたらラッキー。赤い丸は渡し船停泊中の様子。 こちら↓は渡し船が外洋に出ちゃっててお留守の様子。 お留守の場合はしばらくこの辺りで船が戻ってくるのを待つか、渡し船業者に直接電話してスケジュール調整しましょう。 渡し船が停泊していたら、船におられるスタッフさんに「〇〇島へ行きたいんですけど」と声をかけます。 船のスケジュールが空いていたらこれだけで交渉成立。あとはお支払いして船に乗ってお目当ての無人島へ連れて行ってもらうだけです!(場合によっては後払い。現金払いのみでカード利用不可) この日私は嘉比(がひ)島へ。フィン、ライフジャケット、ビーチパラソルをレンタルしました。 ビーチサンダルに履き替えて乗船。早速出発ー! 船酔いする間もなくあっという間に目的地の嘉比島が正面に見えてきました。乗船時間は5分くらいでしょうか。 そしてこの海の色(無加工無修正)!!飛び込みたい!! 嘉比島に到着!ソーダのようなおいしそうな色です! 乗ってきた船。こんな感じで停泊してハシゴをつたって下船するため、ビーチサンダル必須です。 渡し舟のスタッフさんからシュノーケリングポイントや「このエリアより外洋に出ないで下さい」といったような注意点の説明があります。とても大事な情報ですので、しっかり聞いておきましょう。 注意点の説明が終わると渡し舟は次のお客さまのお迎えのため、座間味港へ戻ってしまいます。良くも悪くも完全に置いてきぼり。無人島ですからライフガードもいませんので、すべて自己責任です!くれぐれも安全に注意して水遊びを楽しみましょう。 見て下さい、このグラデーション!(色補正なし!) この透明度! シュノーケリングツアーのボートかな?沖に停泊していました。絵になります。 早く泳ぎたい!これが補正なしの海の色だなんて信じられないですよね(しつこい) 空いてますね。 奥の山の頂上まで登ると、この辺り一帯の絶景を見下ろすことができるそうです。 渡し舟のスタッフの方がパラソルを設置して下さいました。 ブルーシートもパラソルのレンタル料金に含まれています。 さて。いよいよ泳いじゃいますよ? おおおお!!小魚いっぱい!!(お写真では分かりづらいかもですが) 珊瑚モリモリ!! 水中でも海の色が綺麗!! この透明度、伝わりますでしょうか。 こちらにもカラフルな珊瑚。 ここにも熱帯魚がいますね。ツノダシかわいい♬ あ。シュノーケリング中にこの魚を見かけたら、絶対に近づかずすぐに遠ざかって下さいね。個体差ありますが、大きい魚なのですぐ分かると思います。ゴマモンガラっていう魚です。詳細知りたい方はグーグル先生に聞いてみて下さい。 ※ゴマモンガラの画像はWikipediaより抜粋 シュノーケリングツアーに参加しなくても、こんなに綺麗な珊瑚や魚が見れます。お手軽ですよね。 水面に顔を出せばこの景色。 天国やん!! 最高やん・・・。なんも言えねえ。 これが夕方16時くらいの様子。日帰りの方はだいたいこのくらいの時間に引き上げて行かれます。 楽しかった無人島でのシュノーケリングもそろそろ終わり。レンタルしたパラソルを畳んでいると終了のお時間に。名残り惜しいですが、お迎えの渡し舟に乗って座間味港へ戻ります。 ありがとう、嘉比島!絶対にまた来るよ!! 那覇からやってきたクイーンざまみの最終便が座間味港に到着しました。 着替えが必要な方は座間味港のトイレで着替えを済ませ、クイーンざまみの最終便でとまりんへ戻ります。 帰りも乗船前に手の消毒を。 約50分の乗船を経てとまりんへ帰港。お疲れさまでした! 座間味の無人島渡しの業者さんは以下の3社。 ※料金体型は3社とも同じです 私は事前予約なしで、座間味港前に停泊中だった第三安清丸さんに駆け寄り「今から行ける島ありますか?」という感じでお尋ねし、「これから嘉比島へ他のお客さんを迎えに行くので、嘉比島で良ければどうぞ」と乗船を許可してもらいました。 日帰りとなると時間の制限もありますので、興味がおありの方はまずこれらの業者さんにお電話で日程や時間などを調整すると良いと思います。 渡し舟は小さいボート(一度に10名乗れるかな?くらいの大きさ)なので、基本は他のお客様たちと相乗り、先着順、になります。満員になれば当然乗船は出来ませんが、しばらく港で待っていればまた別の渡し舟がやってきます。 それらを利用してアイランドホッピングも楽しいですし、午前中は無人島で遊んで、渡し舟で座間味港に戻ってランチ。午後はバスやレンタサイクルで阿真ビーチへウミガメを探しに行き、夕方とまりんへ帰港、というような遊び方も十分可能ですよ。 ちなみに私は朝イチでレンタサイクルで古座間味ビーチへ行き、さくっと泳いで阿真ビーチへ移動しウミガメ観察。その後、阿真ビーチ前のお店でランチを済ませ、座間味港へ移動。そこから渡し舟で嘉比島へ行き、夕方に座間味港へ戻ってきました。 安全対策のため、おひとり様での無人島行きは原則不可。 但し、同じタイミングで同じ目的地の島へ行く人がひとりでもいれば、『抱き合わせ』という形で乗船させてもらえることもあります。おひとり様でも諦めずスタッフさんに相談してみましょう 那覇の泊港(とまりん)から座間味経由で日帰りで行ける静かで真っ青なケラマブルーが満喫できる無人島へのアクセス方法をお伝えしました。 座間味島だけでも海はとっても綺麗ですし十分満足できるのですが、さらに青く、より人が少ない場所で、のんびりゆったり水遊びしたい!とお考えの方は、ぜひ渡し舟を利用して想像を超えるケラマブルーの美しさを体験してみて下さい。 座間味島の座間味港と、お隣りにある阿嘉島の阿嘉港を往来している『みつしま』という船もあります。阿嘉島も真っ青なビーチの北浜(ニシバマ)やケラマジカに会えたりと楽しいですよ。 関連記事はこちら。那覇から日帰りで無人島へ行く場合のざっくりしたスケジュールはこんな感じ
1. とまりん(那覇の泊港)から高速船クイーンざまみの1便(9時発)に乗る
2. 座間味港到着
3. 座間味港から「無人島渡し舟」に乗船し無人島へ
4. 無人島到着。思いっきり遊ぶ!
5. お迎えが来たら座間味港へ戻る
6. 座間味港から高速船クイーンざまみの最終便で那覇のとまりんへ
無人島渡しの業者さん情報と利用にあたっての注意点など
まとめ
おまけ。座間味島のお隣り、阿嘉島への渡し舟もあります