先週の週末、沖縄の慶良間諸島にある阿嘉島(あかしま)という離島に行ってきました。 今回は那覇の泊港から利用した「フェリーざまみ3」の乗船記です。
目次
「阿嘉島」はどこにある?
阿嘉島(あかしま)って名前、聞いたことありますか?私がこの島の存在を知ったのは、仲良くさせてもらっている旅仲間さんのブログを拝読したのがきっかけでした。そのブログで阿嘉島が紹介されていて、この島の海の青さ、そして知名度がさほどが高くないため混雑しておらず、非常にのんびりした雰囲気、この2つの点に心を鷲掴みされてしまったわけです。
阿嘉島は慶良間諸島の島のひとつ。
*Google mapより
お隣には渡嘉敷島や座間味島があります。阿嘉島をご存じない方でもこれらの島の名なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
*Google mapより
ちょうど1年前、2018年3月に渡嘉敷島へ行ってました。こちらも素晴らしかった!
www.miracle-nurumayu.net
阿嘉島までどうやって行くの?
- 那覇空港から陸路で泊港(とまりこう)、通称:「とまりん」へ向かう
- とまりんから座間味港行きの「クイーンざまみ(高速船)」、または「フェリーざまみ」で途中下船して阿嘉島へ
泊港(以下、とまりん)へは、那覇空港からバス、タクシーで行くことも出来ますが、私はゆいレールを使いました。ゆいレールの美栄橋駅から徒歩10分~15分くらいで到着します。
- クイーンざまみ(高速船)に乗船 ⇒ 阿嘉島まで50分
- フェリーざまみに乗船 ⇒ 阿嘉島まで90分
阿嘉島には宿泊せず日帰り旅だったので、所要時間の短いクイーンざまみに乗船したかったのですが、3月は25日まで運休とのこと。
ということで今回は所要時間90分のフェリーざまみの座席を1月に電話で予約しました。
金曜の仕事終わりに那覇へ
以前は「沖縄に行く」ともなれば数日お休みを取得するのが当たり前でしたが、飛行機によく乗るようになってからは「沖縄くらいなら週末で十分!」というおかしな感覚になってきました。もちろん今回も有休は使わず、金曜のお仕事を定時で終えて会社の最寄駅のコインロッカーに隠しておいたスーツケースを持って羽田へGo!
ゆっくりする時間皆無でしたが、意地でもANA Loungeには立ち寄り、野菜ジュースだけはしっかりいただきました。
このお写真を撮るたびに修行時代を思い出す。。。個人的には一番ワクワクする瞬間です。行ってきまーす!
ゆいレール美栄橋駅から徒歩でとまりんへ
那覇市内に1泊し、翌朝8時前にホテルを出発してゆいレールで美栄橋駅へ。そこから歩いてとまりんへ向かいます。所要時間10分~15分。ハトもちゃんと横断歩道を渡っていました。
とまりんに8時20分頃到着。早速ターミナル内に入って乗船券を購入します。
本日の運行状況。私が今回利用するのは一番上の「座間味島・阿嘉島行きのフェリーざまみ」。出航時間は午前9時です。電話予約時に「出航の30分前には乗船券を購入し乗り場に来て下さい」と言われていました。
列に並ぶ前に乗船申込書を記入します
こちらがケラマ(座間味村)行きの乗船券売り場。阿嘉島へ行く場合もこちらで購入。なお、阿嘉島行きのフェリーがあるわけではなく、座間味行きのフェリーに乗って途中で経由する阿嘉島で降りることになります。
*ちなみに渡嘉敷島行き高速船の乗船券売り場&乗り場はこちらではなく、とまりんの敷地内のずーっと奥(北岸ターミナル)にあります。お間違えのないよう。
購入するにあたり、予約の有無に関係なく列に並ぶ前に乗船申込書を記入します。私は最初この案内に気づかずしばらく列に並んでいたのですが、途中でこれを見つけてせっかく並んだ列を一旦離れるはめに・・・
ちょっとボケて見づらいですが運賃表。
フェリーざまみ、大人は往復4,030円(税込)です。最終目的地である座間味港まで行く場合も阿嘉島で途中下船する場合も同じお値段です。クイーンざまみ(高速船)は往復5,970円也。
離島では基本的にクレジットカードは使えないと思っておきましょう。今日もニコニコ現金払い。
乗船申込書に記入します。予約していなくても当日空席があれば乗船券は購入できます。予約済みの場合は予約時に伝えられる予約番号も記入しましょう。
さっきはもっと短い列だったのですが、申込書を記入している間に長蛇の列・・・。これ、出航に間に合うのかしら。
なんとか間に合いました。乗船券ゲット!乗船券代とは別に「座間味村美ら島税」がかかります。1人100円。国立公園ですからね。
なお、乗船券代はクレジットカード払いが可能ですが、この美ら島税は現金払いのみとなります。
とまりん内には数は多くないですがコインロッカーもあります。小さいのから300円、400円、600円。
但し、荷物の出し入れ時間は限られていますのでご注意を!
それでは乗り場に向かいます。この日の那覇の気温は18度~20度とのこと。
券売所から歩いて3分もかからず、フェリーざまみの乗り場に到着。
いよいよフェリーざまみに乗り込みます!
すでに乗船開始時間を過ぎていましたので、係の方に往路の券を見せて乗船します。楽しみ!!
乗り込みました!まずどこに行ったらいいんだ??
船内の案内板。最初に乗り込んだ階はこの案内板でいうところの③のフロア。1階客室フロアになります。
1階客室フロアの様子
1階客室フロアの船首方向のエリアの様子。座席は両窓側が2人掛け席、真ん中に3人掛け席、窓側の2人掛け席と3人掛け席の間に4人掛け席という配置。(一部変則的な座席あり)
船尾側に移動すると、なんと雑魚寝可能なエリアが!
こちらは人気の席(と呼ぶのが正しいのか?)のようです。狙いたい方は早めに乗船して場所を確保しましょう。
2階の客室フロアに行ってみましょう。階段の手すりに一部隠れてしまっていますが、阿嘉島を含む座間味村に生息するケラマジカが壁に描かれています。
2階客室フロアの様子
2階に上がってきました。船首側の座席は両窓側に2人掛け席。真ん中に4人掛け席と3人掛け席の配置です。
2階フロア中ほどのエリアは船首方向向かって右側のみ電源のあるカウンター席になっていました。カウンター席はこの船内でこの7席のみ。こちらは1階の雑魚寝エリアに次ぐ人気の席のようです。
船尾の方に移動すると外に出ました。こちらは2人掛け席と4人掛け席、一部3人掛け席あり。もう少し暖かくなってきたらこちらの席もいいですね。
自販機もあります。
今回乗船したのはフェリーざまみ3という3年ほど前に就航した新しい船。トイレもウォシュレット付きでとても清潔に保たれています。トイレの個室のドアが船が揺れてもパタパタしないようにしっかり固定される造りになっていたり、多目的トイレも設置されていたり。お写真は撮っていないですが、バリアフリー席があったり授乳室やペットルームがあったりと、様々な乗客のニーズに応えてくれるフェリーでした。
wifiもありましたが、これに関してはあまり期待しない方が良いと思います・・・
さらに上の階へ行ってみましょう。
3階フロアの様子
先ほどの2階屋外デッキ席から階段で3階へ上がってみます。
円卓がある・・・。
5人掛けの円卓席が4席ありました。グループでの利用時はこちらも良さそうですね。
こんな場所でボーっとするのもアリ。
船尾の方のエリアはこんな感じ。日焼けしたい方なんかはここにレジャーマット敷いてゴロ寝ですね。
船尾からのとまりん。約90分のフェリー旅です!
阿嘉港に到着
日頃の睡眠不足をここで解消すべく船内では爆睡。なんとなく周囲がザワザワし始めた気配で目を覚ますと前方に阿嘉島が姿を現していました。
そうそう、船首は景色がいいんですけど油断すると大波に打たれてズブ濡れになります。私は船内にいたので無事でしたが大勢の方が被害に遭っておられました。。。
(これは被害者が避難した後の船内からのお写真w)ビッシャビシャです。
阿嘉港に入港してきました。海の色が美しい!!
めっちゃきれい!!これは期待が高まります!
港では島民の方々が横断幕でお出迎えしてくれていました!
子供たちまで!ちょっと感動してしまいウルウル。。。(涙腺ゆる過ぎマン)
ついに阿嘉島に上陸しました!10時半過ぎです。阿嘉島で下船したのは乗客の1/4もいたかなぁという感覚。船内に残った乗客のみなさんと共にフェリーざまみはこの後座間味村へ向かいます。
ありがとう、フェリーざまみ3!
まとめ
今回は高速船が運休だったため、仕方なくフェリーざまみに乗った感じでしたが、船内が快適なので90分の乗船時間も全く苦になりませんでした。次は夏本番の時期に、船内で爆睡ではなくデッキでのんびり海を見ながら座間味まで足を延ばしてみたいですね。
次回は原付でまわる阿嘉島の旅をお届けする予定です。
今回も最後まで読んで下さりありがとうございました!