2024年1月。
新年を迎えて早々に人生初のメキシコへ行ってまいりました。旅の目的はもちろんダイビング。
今回はそのメキシコダイビング旅をブログとして残しておこうと思います。
第1弾は日本からメキシコへの移動編となりますので、良かったらお付き合い下さい♬
目次
今回の目的地、メキシコにある「セノーテ」とは
まず皆さん「セノーテ」ってご存知ですか?
セノーテとは中米ユカタン半島の低平な石灰岩地帯に見られる陥没穴に地下水が溜まった天然の井戸や泉のこと。約3,500ヶ所存在する ※Wikipediaより引用
暗い横穴みたいな洞窟に光がシャーっ!と差し込んでいる中を浮遊しているダイバーの写真、ご覧になったことありませんか?
↑こんなやつ。
ダイバーならきっと一度は訪れてみたい場所のひとつなのではないでしょうか。
(もちろん、洞窟ダイビングが苦手な方はこの限りではありませんが…)
もちろん私も「すごい場所だなぁ。行ってみたい✨」とぼんやりと思ったことはあったものの、メキシコ🇲🇽なんて遠いし治安面でも不安があったので、ダイビングの行き先としての選択肢からは外れていた場所でした。
憧れのセノーテ行き。きっかけは友人からの突然のお誘い
そんなセノーテに、何がどうなって私が行くことになったのか。
きっかけは、沖縄在住の友人と昨年の6月にLINEで沖縄でのダイビングについて話していた時のこと。
友人Yちゃん
ぬるまゆ
友人Yちゃん
ぬるまゆ
という流れで突如浮上したセノーテダイビング案。
こんな機会は逃すわけにはいかないでしょ!すぐに仕事のスケジュール調整を行い、誘ってくれた友人とツアーに参加することにしました。
出発は成田から。アエロメヒコ航空でまずはメキシコシティへ
1月某日。成田空港の第一ターミナルにやってきました。
利用する飛行機はアエロメヒコ航空。お初の航空会社なので事前にトリップアドバイザー等で評判を確認したのですが、口コミの悪いこと悪いこと・・・笑
まぁそれはそれで話のネタになるかも?と思ったら逆にどんな経験が出来るのか興味も湧いてきますw
とりあえずカウンターでチェックインしましょう。
出国前に今回の参加者全員で記念撮影。
6名での5泊7日、セノーテダイビングツアーの始まりです。行ってきまーす!
無事に保安検査、出国審査を終え、この日お世話になるアエロメヒコの機材とご対面。
いろんな意味で楽しみです!
まずはメキシコシティに向かいます。ワクワクが止まりません。
初めて乗る飛行機はキョロキョロしてしまいます。
エコノミークラスの座席の配置は3-4-3。私は通路側をアサインされました。
メキシコシティまでは12時間の旅になります。各席にUSB電源やAC電源があったので充電も可能。
機内食の様子。時間帯によってはギャレーにおにぎりやサンドイッチが用意されます
シートベルトサインが消え、ほどなくして最初の機内食が提供されました。
メインはパスタを選択。全く期待していませんでしたが(失礼)、普通においしくいただきました。
特にデザートのチョコレートケーキが濃厚でおいしかった!それもそのはず、メキシコはチョコレート発祥の国だそうで。納得です。
機内のエンターテイメントはと言いますと。
成田発なので日本語表記もありました。ちょいちょいツッコミたくなる箇所もありますけど。
映画も何かしら観た記憶はありますが、あまり興味をそそられるものがなかったので、予めスマホにダウンロードしておいたYoutubeを観たり。
機内食が終わった後、ほどなくして機内の照明も落とされたので仮眠をとったりしながら過ごしました。
一回目の食事から8時間?9時間?が経った頃にやっと2回目の機内食。割と軽めのメニューです。
タルトのようなものを選択したようですね(すでに覚えていない)。
機内食の提供時間についてですが1回目と2回目の間隔がかなり開きます。
そのため、その時間帯は自由に飲食できるよう、機体後方のギャレーにおにぎりやサンドイッチ、カップ麺などの軽食や、お水、コーヒーなどが準備されていました(写真撮り忘れ)。希望者はギャレーに出向いて食べたいものを選んで自席で食べるといった感じです。
機内の照明も落としてあるし、休んでおられる乗客も多いので、寝ているところを起こされるより、このようなスタイルの方がありがたいですね。
私もガッツリ寝落ちしていたのですが、周囲からのカップ麺をすする音と匂いで目が覚めましたw
メキシコシティからカンクンへ乗り継ぎます
12時間のフライトもそろそろ終わり。メキシコシティが近づいてきました。
意外とあっという間。
メキシコシティ国際空港に到着!
ラテンのノリの派手派手空港かと思いきや、予想に反して超シンプルな通路。
私はあっさり入国出来たのですが、なぜか他のメンバーは厳しい表情をした入国審査官にしつこくあれこれ質問され、解放されるまで結構な時間を要しました。審査官に寄るんですかね・・・。
なんとか全員入国、次はカンクンに乗り継ぐため搭乗ゲートに向かいます。
ここでもちょっとしたトラブルが発生したのですが、結果的には無事に乗り継げることに。
カンクン行きもアエロメヒコにお世話になります。よろしくお願いします!
座席の配置は3-3。
搭乗時間2時間の国内線ですが、パーソナルモニターもありました。
いよいよカンクンに向けて出発!
カンクンと言えばイグアナ。イラストがかわいい♬
シートベルトサイン消灯後に配られた飲み物とドライフルーツ入りミックスナッツ。
これが結構おいしかったです。
窓の外にはカリブ海!気分もアガります!!
12時間乗った後の2時間のフライトなんてあっという間!
コーヒー飲んでるうちに着陸態勢に入りますw
ついにカンクン国際空港に到着!
メキシコシティ国際空港はシンプルでしたが、カンクン国際空港は写真映えします。
カンクンからプラヤ・デル・カルメンへ向かいます
スーツケースをピックアップし、送迎車のドライバーさんと合流。豪華な送迎車に一同歓喜!!
この送迎車で今回の旅の拠点となる街、プラヤ・デル・カルメンに向かいます。
カンクン国際空港からプラヤ・デル・カルメンまでは45分ほどのドライブ。ひたすら南下します。
写真は進行方向向かって右側の景色。田舎の風景といった感じですが、進行方向向かって左側はカリブ海に面しているため高級リゾートホテルがずらーっと並んでいます。
プラヤ・デル・カルメンに到着。早速ローカル屋台のタコスを食べに行ってみた!
今回のセノーテダイビングツアー中お世話になるプラヤ・デル・カルメンの宿泊先に到着。現地時間の夕方4時頃だったでしょうか。おかげさまで全く疲れもなし。
まずはチェックインを済ませ、お部屋に荷物を置き、早速屋台のタコスを食べに行きます!
ホテルから徒歩圏内にある屋台に向かっているのですが、とにかく街並みがかわいい。車もかわいい。
プラヤデルカルメンの街並みは至るところに壁画が描かれていて、とってもカラフルなんです。
ゆっくり10分ほど歩いてお目当ての屋台に到着しました。
El compa birria & asadas de la 22 です!
この周辺は屋台が何店舗が並んでいるのですが、地元の方にオススメいただいたお店だけあって、ここだけ明らかにお客さんが多い!期待が高まります。
屋台のトラックではスタッフのお兄さん達が手際よく注文を捌いておられました。
メニューも貼っておきますね。
スタッフさん教えてもらったオススメを注文したんですが、確かクリスピーチージービリアタコス(CRISPY CHEESY BIRRIA TACO:28ペソ、約240円)だったはず。3ヶ月以上も前のことなので記憶が怪しくてすみません。
ビリアと呼ばれる牛肉やヤギ肉を煮込んだメキシコ料理とチーズがのったタコスです。
注文してから10分くらいでタコスが提供されるので、自分の好きなトッピングを好きなだけのせるスタイル。トッピングの種類もフレッシュサルサやきゅうり、ラディッシュ、赤玉ねぎ、ライムや香辛料等々、豊富でございます。
屋台の前にスペースがあり、イスが乱雑に置かれているので、そちらでいただくことに。
これ本当においしかった!2つでも結構お腹いっぱいになりました。
レモンじゃなくてフレッシュなライム(しかもたくさんある)ってのが本場!って感じうれしい♬
みんなで「おいしいねー!」って食べていたら、めちゃくちゃイケメン&美女スペイン人カップルに話しかけられました。このおふたり、地元の方だそうでしばらくこの場所で一緒に食事しながら盛り上がりました。
「日本から来たの?!ここのタコスおいしいでしょ?僕らは日本へお寿司食べに行きたいよー」ですって。この2人に限らず、メキシコ人は基本的にとてもフレンドリーですね。アジア人にも分け隔てなく気さくに話しかけてくれます。
最後はそのカップルの彼女さんが私たち&彼氏さんの写真を撮ってくれました。本当に素敵なおふたりでした。楽しい時間をありがとう!いつか日本のおいしいお寿司も食べに来てね♬
屋台で夕食を摂った後は、近くのスーパーで少し買い物をして宿に戻り、セノーテツアーの初日が終了しました。
プラヤ・デル・カルメンでの宿泊先はアスパイアホテル
プラヤ・デル・カルメンでの滞在先は「アスパイアホテル」という比較的リーズナブルなホテルを利用しました。
こちら、プラヤ・デル・カルメンのメインストリートである「五番街」エリアやビーチまで徒歩圏内という大変便利な立地にある宿です。
残念なことに、お部屋の写真を全然撮っていませんでした。唯一あったのがこの1枚。
お部屋は結構広かったです。バルコニーは防犯のためか完全に屋外に出られるわけではなく、ガラス張りのサンルームのような仕様になっていました。
バスルームはシャワーのみ。バスタブはありません。
ここでアスパイアホテルについていくつか気になる点があったので備忘録も兼ねて残しておきます。
水道やシャワーから海水が出る
これ、最初はびっくりしたんですが、このエリアのお手頃価格帯のホテルはたいてい蛇口から海水が出るんだそうです。真水にはありつけません。シャワーも塩水、歯磨きしてうがいするとしょっぱい、みたいな状況でございますw
でも不思議なことに、数日経つと不思議と気にならなくなります。海水のシャワーですが、ベタベタするわけでもないので・・・
ちなみに飲料水は、ホテルのフロント横にウォーターサーバーが設置されているので、そちらを利用するか、スーパーやコンビニでミネラルウォーターを購入するか、になります。
ホテル内に自動販売機の設置もありません。
エレベーターがない。荷物を運んでくれるスタッフもいない
ダイバーは荷物が多いので、ホテルにエレベーターがないのは地味に痛いのですが3階建てなのでまぁ我慢できる範囲?でしょうか。リーズナブルなホテルなので荷物を運んでくれるポーターさんやスタッフもいません。フロントデスクにいる女性スタッフさんたちは我関せず状態。自力で運びましょう。
冷蔵庫のない部屋がある
同じツアーに参加したメンバーのうち、半分の部屋には冷蔵庫がありましたが、残りの半分は冷蔵庫なしのお部屋でした。私の部屋も冷蔵庫なし。
冷蔵庫は絶対に必要!!とおっしゃる方は予めホテルにその旨伝えて、冷蔵庫有のお部屋をおさえてもらうようにしましょう。
ドライヤーもある部屋とない部屋がある
私の部屋には洗面台の壁に固定式のドライヤーが設置されていたのですが、ない部屋もあります。
その場合、フロントで借りることになるのですが、ドライヤーと引き換えにパスポートを没収されますw
使い終わったらフロントに返却、同時にパスポートも返してもらえるという徹底した盗難防止システムが確立されています・・・
しかも、そもそもフロントにあるドライヤーの台数も少ないようで、「今、全部出払ってて貸せるものがないわ」と言われることも。
今回みたいに大人数での宿泊時は、ドライヤーのある部屋にお邪魔して借りる、なんてことも可能でしたが、それが出来ない場合はなかなか厳しいものがあります。ドライヤー命の方は持参した方が良いかも知れません。
館内に洗濯機・コインランドリーがない
アスパイアホテルをホテル予約サイトで検索すると「ランドリー設備あり」との記載があったので、持参する着替えは最小限にしていたのですが、いざホテルに着くと「んなものはない」との回答・・・
ホテルの近くに何店舗かランドリー店もあったのですが、営業時間(8時開店、17時閉店)がダイバーのスケジュールと全く合わず、私たちは利用できなかったんですよね。そもそも16時くらいに来店してもお店が閉まっていたりで、お国柄なのか営業時間も曖昧な雰囲気。
そんな中、夜にお仲間さん達と街中をウロウロ歩いて見つけたランドリー店。
Lavanderia Mr.Laundry’s
こちらは22時まで営業していて、洗濯物4kg以下は一律160ペソ(1,500円弱 ※2024年4月現在のレートにて換算)。
この日は女性陣の洗濯物をかき集めて夜8時過ぎに来店。全部で3.8kgになった洗濯物を持ち込んだところ、仕上がり時間は翌日13時になるとのこと。「昼間は来れないので夜に取りに来てもいいですか?」とスタッフの方に聞いたところ「22時までやってるから大丈夫ですよ」と優しく教えてくれました。
朝は7時から営業しているようで、早めに持って行けば当日中の受取も出来るみたいです。
ほんのり柔軟剤の良い香りに包まれ、綺麗に畳まれた衣類がビニール袋に入った状態で帰ってきますよ。
スタッフの女性もすごく感じが良かったのでオススメのクリーニング屋さんです。
まとめ
以上、セノーテダイビングツアー初日の様子をお届けしました。
初めての国を訪れるのは本当にワクワクしますよね!
某口コミサイトの悪評を見て震えていたアエロメヒコも私は何の不満もなく過ごせました。
同じ列に座っていた某国のマダムがイヤホンなしの大音量でスマホの動画を見続けていたのでCAさんに相談したところ、「私に任せて!」と気丈な態度でマダムに注意して下さりました。
カンクンへの乗り継ぎの際に起こったちょっとしたトラブルにもグランドスタッフさんが最善を尽くしてくれ、無事に定刻でツアーメンバー全員が乗り継ぐことが出来ましたし。
今回の旅の拠点となるプラヤ・デル・カルメンはビーチに面し、治安も良く、コンパクトにまとまった非常に過ごしやすい街。
ホテルはツッコミどころ満載で、時間帯によっては英語すら通じず、スマホの翻訳機能を使ってスペイン語でやりとりする、なんてこともありましたが、立地は最高、朝食ビュッフェの内容もまぁまぁなので、リーズナブルなホテルという位置づけでみれば、次回利用も充分アリだと思っています。
ということで、次回からは今回の旅の目的であるセノーテでのダイビングの様子を中心にお届けできればと思っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。