2019年7月に与論島へ行ってきました。今回の目的は百合ヶ浜でシュノーケリングをすること!
ところが生憎の荒天により百合ヶ浜上陸は泣く泣く断念。諦めきれなかった私は、次の機会にリベンジすべく、百合ヶ浜に関する疑問のあれこれをグラスボート事業組合の船長さんにぶつけてきました。これから百合ヶ浜を訪れる方のお役に立てれば幸いです。
こちらは2020年9月の晴れた日に百合ヶ浜にリベンジした時の様子です。 与論島に出現する幻の砂浜『百合ヶ浜』にリベンジしてきました
百合ヶ浜をご存じですか?
鹿児島県最南端の島、与論島(よろんじま)。「よろんとう」とも呼ばれるダイバーに人気の美しいビーチが多数あるこの島。この与論島に「百合ヶ浜」と呼ばれる幻の砂浜があるのです。与論島って沖縄県にあるんだと思っていたのですが、鹿児島県・奄美群島のひとつなんですね。
どんな場所かと言いますと、こんなところ。まさに幻の砂浜!日本国内にこんな場所があるなんて。
*ヨロン島観光ガイドのウエブサイトより抜粋
参考 ヨロン島観光ガイド大金久海岸の沖合い約1.5kmにぽっかり浮かぶ百合ヶ浜。例年、春から夏にかけて中潮から大潮の干潮時だけに姿を現す真っ白な砂浜です。
海面は太陽の光をうけてキラキラと輝き、白い砂浜とエメラルドグリーンの海の色はまさに地球の楽園。この百合ヶ浜で「年齢の数だけ星砂を拾えば幸せになれる」という伝説があります。
*ヨロン島観光ガイドのウエブサイトより抜粋
条件が揃った時のみ出現する百合ヶ浜。
ヨロン島観光ガイドの公式サイトにはこの先半年くらいまでの「百合ヶ浜出現スケジュール」も掲載されているのですが、出現すると予想される日にちの記載はあるものの、何時頃に出るのか、どれくらいの時間滞在できるのか、の情報はなし。
いざ与論島へ!
ま、細かいことは置いといて、あんなに美しい百合ヶ浜のお写真見ちゃったらビーチ好きとしては行っとかないと!ということで、百合ヶ浜の存在を知ってから苦節数年、ついに今年の7月に与論島へ!
那覇空港から最近よくお世話になってるRAC(琉球エアコミューター)で与論空港へ向かいます。
40分間のフライト。与論空港が近づいてきました。こちらは着陸寸前の機内から見た海の様子。
この時、外は大雨。それでもこの景色、この海の色!
窓にずっと張り付き、無事与論空港へ。リーフが美しい。
こんな小さい空港です。
百合ヶ浜行きのボートが出る大金久海岸へ行ってみました
今回の与論島滞在は2泊3日。2日目に百合ヶ浜でシュノーケリングをしたいなと思っていました。。。が、お天気の回復は厳しそう( ;∀;)ということで、シュノーケリングを諦めて2日目の午後のダイビングの予約を入れました。
それにより今回の滞在中は百合ヶ浜に行けない事が確定。でも与論島のビーチだけはいくつか見ておこうと思い、2日目の朝レンタカーで百合ヶ浜行きのボートが出る大金久海岸へ行ってみました。こちらが海岸入口。
駐車場に車を停めて歩いてビーチに向かいます。地図の右手に「百合ヶ浜」がありますね。
正面に見える白いテントでは島のおばあがアクセサリーを販売していました。(お写真は開店準備中のおばあ)サンゴを使ったアクセサリーを手作りしているのだそうです。
ここが大金久海岸。どん曇り・・・( ;∀;) 沖に停泊しているのが百合ヶ浜へ向かうボートです。
せっかくなので少しビーチを散歩してみます。
どんよりですが、波は穏やか。
曇ってても十分キレイ。晴れてたらどんな色になるんでしょう。水温もぬるくて良い感じでした。
さて、午後からダイビングだしそろそろホテルに戻るかなと思い、駐車場に戻ってきました。駐車場に百合ヶ浜行きグラスボートの案内板が。
こんな手書きの案内もありました。
この日は百合ヶ浜案内が12時30分~17時30分頃。結構時間幅が広いんですね。この間ならいつでも行けるのかしら。そもそもこんなどん曇りでも見れるの??と思っていたところ、真っ黒に日焼けした”いかにも地元の方!”という雰囲気のお兄さんが近づいてきました。
お兄さん
ぬるまゆ
このお兄さん、百合ヶ浜行きグラスボートの船長さんなのだとか。これはちょうどいい!と思い、百合ヶ浜の疑問についていくつか聞いてみたところ快く答えて下さいました。
予約は必要?滞在時間は?等々いろいろ聞いてみたよ
船長さん
ぬるまゆ
船長さん
そうだったのか・・・。
前日与論島に到着したのは14時半。しかも豪雨だったので、百合ヶ浜には行けないものと勝手に思い込んでいましたが、この船長さんがおっしゃるには前日も夕方17時頃まで百合ヶ浜は出現していたとのこと・・・
ぬるまゆ
ということで良い機会なのでこの船長さんにいろいろ聞いてみました。
百合ヶ浜はいつ見れるの?
毎年2月頃~10月くらいまで出現します。出現するかどうかのキーとなるのは”潮の満ち引き状態”だそう。
百合ヶ浜は何時頃出現するの?
時期にもよるが長い時は夕方まで出現しているので、14時過ぎの便で与論島入りした当日でも条件が揃えば見れる可能性もあるそうです。
大金久海岸から百合ヶ浜までの所要時間は?
ボートで10分で行けます。
百合ヶ浜にはどれくらいの時間滞在できるの?
出現している間は滞在できます。潮の状態にもよりますが長ければ3時間くらい、短いと30分くらいで潮が満ちてきてしまうので強制的にボートに乗せられてしまうとのこと。笑
公式サイトに掲載の「百合ヶ浜出現スケジュール」は正確?
自然のものなので100%ではないが、ほぼ正確。希望日の1か月くらい前であれば、その日に出現するかしないか、出現するなら何時頃に出現するか、まで正確に分かるそう。電話で聞けば教えてくれるそうです。もちろん、来訪前日や当日に電話しても出現状況等を教えてくれます。
急に予定が空いたんだけど予約なしでも行けるの?
百合ヶ浜が出現している、且つ、ボートが空いていれば連れて行ってくれるそう。(この船長さん所属の”百合ヶ浜グラスボート事業組合”では3隻のボートをお持ちです)もちろん事前予約も受け付けています。
百合ヶ浜を充分満喫したのでそろそろ帰りたい!と思っても、潮が満ちて来るまで滞在しないといけないの?
必ずしも乗ってきたボートで帰る必要なし。別のボートで大金久海岸へ戻ることも可能だそう。
出現していなくてもせっかく与論島に来たのだからその辺りまで連れてってほしい!
百合ヶ浜が海に沈んでいる状態でも連れてって!と言われれば連れて行きます!とのこと。但し、ひどい強風や雷が鳴っている場合はお断りしますとのことでした。
おひとり様なんですが百合ヶ浜に行きたいんです
船が空いていればおひとりでも連れていってくれるそうです!よって、ひとりファミリーのぬるまゆでも行けます!
皆さまの疑問、解決しましたでしょうか?(*´▽`*)
百合ヶ浜行きのボートを管理している業者はいくつかあるようです(詳細は公式サイトをご覧下さい)が、今回ご親切にいろいろ教えて下さったのは「百合ヶ浜グラスボート事業組合」の船長さん。問い合わせはこちらのお電話番号へ。(宣伝しておこう。笑)
2つ目の電話番号がこの船長さんの個人携帯の番号だそうで、「僕が起きている間なら何時にかけてもらっても電話に出ますよ~♫」とおっしゃっていましたが、さすがにここに番号まで載せるのは控えておこうと思います。
最後にグラスボート総合案内所のお写真を撮ろうとカメラを構えたところ、先ほどの船長さんが「俺も撮ってくれー!」とフレームインして来られました笑。一応モザイクかけてますが真っ黒に日焼けした、いかつい体型の笑顔のかわいい船長さんでした。
まとめ
与論島・大金久海岸沖に条件が揃った時のみ出現する幻の砂浜、百合ヶ浜。残念ながら私はその絶景を肉眼で見ることは出来ませんでしたが、百合ヶ浜に限らず与論島にはキレイなビーチがたくさんあります!
島民の皆さんもとっても親切。食べ物もおいしいですし、おしゃれなカフェも結構あります。あとネコが多いのでネコ好きさんは要チェックです!またリベンジしに行きたいですね。
- 雨でも条件が揃っていれば百合ヶ浜は出現する!
- 与論島入りの飛行機が午後便でも当日見れるチャンスはある!まずは組合に電話して出現状況を確認しよう!
- 事前予約なしでも船が空いていれば行ける!
百合ヶ浜をあきらめダイビングしましたが、これはこれですごく良かったです!海中宮殿にウミガメ、オラウータンクラブなどが見れました♬